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第3回
Twitterの基本知識を覚えよう

そもそもTwitterってどうやって使うもの? フォローやRTってなに?
医師が1からTwitterをはじめるための基本的なしくみをご紹介。

  • Twitterの名前を聞いたことのない人はもはや少数だろう。「ミニブログ」などのカテゴリに入れられており、140文字以内の短文をどんどん投稿できるサービスで、SNSよりも手軽に利用できるのが魅力だ。

    とは言え、Twitterは積極的にガイドラインを設けている訳ではないため、使い方を見極めにくいところがある。ツイート、フォロー、RT、アンフォロー、ブロックといった専門用語や独特の使い勝手に馴染めずやめてしまった人や、いざ始めてはみたものの、何をしていいのか分からずそのままとなってしまった人ももいるのではないだろうか。

    今回はそういった人たちのために、Twitterの大まかな基礎知識をご紹介し、活用方法を提案をしたいと思う。

  • どんなことにTwitterを利用する?

    Twitterの最大の特徴はなんといっても1回の投稿文字数がかなり短く制限されていることだ。また、投稿した内容が即座に反映されるため、速報性が高いことでも知られている。

    そのため、多くの企業が自社の情報を伝えるのに利用している。また、交通や地震、天気などの速報にも向いている。

    今自分が体験したことを報告したり、テレビやネットで知った話題を皆と共有する、という使い方をする人も多い。「テレビを見ていたらこんなニュースやってた!」と書き込むと「私も見た!」などの反応があることで、会話が生まれたりする。

    趣味や属性が近い人と繋がる用途にも向いており、旅行や音楽、スポーツ観戦など趣味が合うユーザーや子育て中、受験生、住んでいる地域が近いなど同じ境遇のユーザー同士で会話や情報交換を楽しめる。

    また、気になる有名人の動向をチェックするのに使われることも多い。お気に入りの有名人をフォローすることで、生の声をいつでもチェックすることができるし、時にはフォローした有名人にフォローされ、ツイートに反応してもらえることもあるようだ。

    1. 医療業務に関連した情報や日常的な情報を入手する

    一方で仕事に関連した情報発信をしている人も多い。同じ職業のユーザー同士で情報交換したり、自分にとって有益な情報を発信しているユーザーをチェックすると言った使い方もある。

    医師の方々にとっても、ユーザー同士で新しい医療情報を交換したり、親交を深めるなど、フォーマルでもプライベートでもさまざまな用途が考えられる。

    2. 患者さんとつながる

    医師の方々ならではのもう1つの使い方として、Twitter上で患者さんの相談に乗ったり、医療や病気に関する知識を教えることができる。

    例えば、「突然娘が高熱を出した」などと発言した自分の地域のユーザーを見つけて、自宅でできる処置を教えてあげ、そのユーザーをフォローすることで、関係性が深まっていく。

    Twitterを始めるときの第一条件は用途がフォーマルであるかプライベートであるかだ。目的によって(公人として)本名を出すか、あるいはニックネームにするかを考えるといいだろう。

  • 実際にTwitterを試してみよう

    Twitterの登録画面を見てみると、名前の欄が「Full name」と「ユーザー名」に別れている。「ユーザー名」は15文字以内で作る自分だけの名前で、発言の際に@つきで表示される。

    もう一方の「Full Name」(姓名)は一見正式な名前を求めている欄に思えるが、必ずしも本名を入力しないといけないわけではない。ニックネームでの登録も可能だ。

    もっとも検索するときにはこの「ユーザー名」が検索対象となる仕組みになっているため、ビジネス用途で利用するのであれば本名での登録が望ましいだろう。

  • ツイート(投稿)する

    Twitterで自分の発言を投稿することをツイート(つぶやき)と呼ぶ。文字数が140字までと決められているのは、海外で一般的に使われている携帯電話のSMS(ショートメッセージサービス)と同じ感覚で使えるように、近い文字数にしたのが理由であるようだ。

    なお、病院やその代表者が公式にTwitterをはじめるときには、以下のような宣伝やお知らせ用途のツイートをすることが多い。これは多くの他の企業も同様だ。

    • 講習会、相談会などの催し
    • 採用情報、インターンシップなどのお知らせ
    • 著書や雑誌掲載、テレビ出演の紹介など

    中には、より広く深くTwitterでコミュニケーションで取るために、以下のような知識提供を行い、人々の暮らしにに役立てている医療関係者もいる。

    • 生活に役立つ医療知識の提供(季節に関わる病気など)
    • 専門性の高い知識の提供(被災地の医療情報、放射能に関する報告など)

    前者は公式ページとしては無難だが持続しやすい。後者は親しみを持たせ多くの人たちからの指示を得やすいが持続するのには一定の時間を割く必要がある。Twitterに費やせる時間と相談して決定するといいだろう。

  • フォロー(Follow)とフォロワー

    フォローは「追いかける」「付いていく」といった意味。フォローすることによって、自分のページから相手のツイートをリアルタイムで見ることができるようになる。自分が「読者」となっている人を「フォロー」といい、自分のページを読んでいる人の数を「フォロワー」という。

    上は日本気象協会が公式に提供しているアカウントの「tenki.jp」だが、103万3,571人のフォロワー(読者)がいるのに対してフォローしている人数は7人に留まっている。またその相手も「地震情報」「日本気象協会」「天気予報API」など、すべて当サイトに関連しているアカウントだ。

    自分の気に入ったユーザーを自由に登録する一般ユーザーとちがい、公式なアカウントでは一定の関連性が求められる。例えば病院であれば厚生労働省やその地域のネットワークなど、関連性の深い公的機関や公人などをフォローする形が一般的だ。

  • 公式RT(リツイート)と非公式リツイート

    誰かがTwitterで名言をつぶやいたり、おもしろいことを言ったときに、もっと多くの人に知らせたいときに使うのが公式RT(リツイート)だ。RTを選ぶと、該当するツイートを引用して自分もツイートする。メールでいえば、知人から届いた面白い内容のメールを皆にそのまま転送するようなイメージだ。

    病院や医師がリツイートするときには、たとえば「大雨洪水警報を発令」のツイートをRTすることで注意・共有すべき事柄を拡散する、という形で利用できる。なお、自分のコメントを加えることはできない。

    リツイートしたいつぶやきに自分の発言を加えるときには、非公式リツイートと呼ばれる方法を使う。上のメールの例で言えば、知人から届いたメールに「自分の感想を添えて」転送するようなイメージだ。

    ただし元々ツイートした内容を簡単に改変できてしまうため、元の文章のニュアンスを変えてしまう危険性もある。140文字制限のあるTwitterではそのままの引用は難しいこともあるので、病院のような公式ページでRTするときには、公式なRTを使うか、URLで紹介するのが無難だろう。

  • 返信(リプライ)

    返信もRTと同じく他ユーザーのつぶやきを引用してツイートする機能だ。

    こちらは「@ ユーザー名」に続けてツイートすることで、そのユーザーに向けて返事を送る用途で使われる。RTが他の人たちに広めるのに対し、返信はツイートする相手と会話をするイメージだ。

    返信機能は会話をしたい相手に返事したり、会話を交わすときなどに使うと良いだろう。たとえば相手の利用者が病気について尋ねてきて、その返事を書くなどの場合には、皆に(話題と無関係な人にも)情報を広めてしまうRTよりも返信の方が向いている。

  • まだまだある医療現場のTwitter利用方法

    医師や医療現場スタッフによるTwitter利用で、もっとも気を付けたいことが、他ユーザーのツイートの取り扱いだ。

    相手の発言に返事をするのか(@機能)、皆に広めるのか(RT機能)。うっかり方法を間違えると相手を傷つけたり、その情報とあまり関係のないユーザーから不快に思われることもある。

    病院公式の発信方法としてTwitterを使うときには、医療関連の催しや病気の一般的な予防策といった公的情報はRT、患者さんのツイートへの返事など私的な情報を含むものは返信とするなど、前もって性質に沿った決め事(ソーシャルメディア運用ポリシー)を作ることを勧める。

    Twitterの利用方法はまだ他にも多くあるが、今回は基本的な内容をおさらいしてみた。次回からはより効果的なコミュニケーションを図るためのTwitter活用法をご紹介していく予定だ。

 
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