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第6回
Facebookページを作成しよう

病院として公式にFacebookを展開するときに知っておきたいのがFacebookページ。
今回はFacebookページと「個人アカウント」のちがいから作成方法までご紹介します。

  • Facebookを見ていると、Twitterなどと同じく、個人名で登録された私的なページもあれば、企業名や団体など名前の入った公的なページを見る事もできる。こうした「個人のページ」と「企業のページ」、何がどう違うのか、あなたには分かるだろうか?

    パッと見たときには大きな違いは感じられない2つのページ。そこには、「個人アカウント」と「Facebookページ」という違いが存在している。個人名で登録されたページは「個人アカウント」であり、会社名や団体、著名人、あるいは商品名や団体などの名前で登録されているページは「Facebookページ」なのだ。

    厳密には「個人アカウント」でも法人や企業の名前を入れることができる。しかしこれはれっきとしたFacebookの規約違反。たとえば病院やクリニックなどの名前でFacebookを利用するのであれば、選択肢は「Facebookページ」しかない。くれぐれも「個人アカウント」を使って病院の公式ページを持たないように気をつけよう。

  • 個人アカウントとFacebookページの違い

    「Facebookページ」は、公的なマーケティング用途に使えることを前提に作られているため、いくつか個人アカウントとの違いがある。

    一番大きな違いは、誰でも閲覧しやすい工夫がなされていることだ。

    急速にFacebookが浸透したといっても、アカウントを持っていない人もまだまだ多いだろう。アカウントを持っていない人は個人アカウントで作成しているページを見る事ができない。しかし、「Facebookページ」であれば、アカウントを持っていない人でも内容を見ることができるのだ。

    また、個人アカウントの投稿内容はYahooやGoogleといった検索エンジンの検索対象にならないが、「Facebookページ」の投稿内容は検索対象となる。「個人アカウント」が仲間内で楽しむための閉じられた場所なのに対し、「Facebookページ」は広くさまざまな人たちにページを見てもらえるような作りとなっている。

    反面、「Facebookページ」は公開範囲の細かい設定には対応していない。個人アカウントでは投稿した内容を「誰に見せるか」あるいは「誰に見せないか」など公開の範囲を細かく設定できるが、Facebookページでは細かな設定ができない。誰でも見ることができることが「Facebookページ」の基本なのである。

    また、アクセス解析ツールが使えることも「Facebookページ」の特長のひとつだ。

    個人アカウントでも、ユーザーによる投稿内容の評価を、投稿にクリックされた「いいね!」の数で知ることができるが、「Facebookページ」ではさらに、標準で用意されているアクセス解析ツール「インサイト」を使って、日々の投稿の細かな反応を分析することができる。

    たとえばFacebookページの「いいね!」を押してくれた人の男女比や年齢、国名や市区町村、使用言語を把握したり、「いいね!」が1日でどの程度つけられたか、あるいはいくつ取り消されたか、ページアクセス数はどうか、といった内容を調べることができる。

    「Facebookページ」に関心を持っている利用層や性別などをほぼ正確に把握することができるため、マーケティングに活用しやすい。実名と正確な情報が基本のFacebookならではの特長といえるだろう。

  • 「Facebookページ」を作成する

    それでは、「Facebookページ」を実際に利用してみよう。まずは「個人アカウント」を作成してから「Facebookページ」の作成に移るというやり方が一般的だ。

    Facebookでは実名登録を求められるので、姓名、メールアドレス、パスワード、生年月日、性別を入力し、アカウントを作成する。登録画面の入力が完了したら、続いてプロフィール、趣味や関心事、写真の設定を求められるが、団体利用のためにアカウントを作成する場合は細かな入力は必要ないだろう。

    アカウントの登録に成功すると上図のような画面になる。続いて画面左下にある「Facebookページ」から、「ページを発見」をクリックする。画面上部に「Facebookページを作成」という項目が現れるので、その項目を選択することで、「Facebookページ」作成画面に移行することができる。

    Facebookページ作成画面ではチュートリアルに従って、会社名やプロフィール写真などの情報を記入することができる。これらの情報は後からでも変更可能なので、細かな部分は後から検討していって構わない。ただしFacebookページ名のみ、ファン数が200名以上になると変更できなくなる点は注意しておきたい。

    また、Facebookページを作成直後は仮の状態であるため、基本的なデータを編集し、きちんと準備が整うまで公開範囲を「非公開」としておくとよいだろう。

  • データを編集する

    「管理者用パネル」画面では、住所や電話番号、メールアドレスから設立に関する情報やミッションまでさまざまな情報を入力できる「基本データ」の他、プロフィール写真やカバー写真を編集することができる。病院サイトの場合、プロフィール写真には病院のロゴを入れるケースが多いようだ。なお、カバー写真は千差万別でそれぞれ独自色も強い。

    上のRegions Hospitalの例では、カバー写真に親しみやすいイラストを用い、プロフィール写真には病院のロゴに実際の病院の写真を用いている。病院名で行うFacebookはその性質上、少し堅めの印象を与えがちなので、カバー写真に親しみやすいものを用いて印象を柔らかくするのも1つの手だろう。

    St.Lois Children’s Hospitalでは患者さんが描いたのだろうか、子どもの手によるものと思しきイラストがプロフィール写真を飾っている。事前に許可を取ることが前提ではあるが、患者さんによるイラストや写真をFacebookページで積極的に紹介することも、より良いコミュニケーションを図っていく上でよい試みだ。

    なお、カバー写真は宣伝やクーポン、広告用ではなく、テキストを使ったり他者の著作権を侵害する行為は固く禁じられている。また、プロモーションやクーポンのようなビジネス的な告知となることも禁止とのことだ。Facebookには他にもさまざまな決め事があるため、これらをチェックしてルールに抵触しないよう注意されたい。

  • カバー写真、プロフィール写真はFacebookページの顔

    Facebookページは実名が基本であるため、比較的誹謗中傷が行われにくいこと、アクセス解析の確度が高いなどの特性がある、また、安価に開設ができ、読者に広く発信できる点は、Twitterなどにも通じるSNSの強みだろう。

    なお、「Facebookページ」のカバー写真やプロフィール写真は「Facebookページ」においてはもっとも人の目を惹き付ける場所だ。これらが親しみをもつ画像であったり、印象的であれば発信する情報にも興味を持ってもらいやすくなる。

    「Facebookページ」を作成した後は一息入れて、国内外のFacebookページを参照しながら、病院のカラーにあった画像は何か、じっくり検討していくのがオススメだ。

 
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