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高度救命救急センターで活躍する中尾篤典先生が、
現場で目撃した驚きの症例や意外な「救急あるある」を、
さまざまな医学論文をひもときながらご紹介します。
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健康に無関心な人たちを救うための秘策は?

救命救急センターには、医療機関を受診せずに重症化してしまった患者さんが搬送されてくることがあり、「なぜ、もっと早く来てくれなかったのか」と思うことがよくあります。

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チューインガムの効能

術後の患者さんが病棟で、チューインガムをくちゃくちゃ噛んでいる――。そんな姿を見たら、皆さんはどう感じられますか。日本ではあまりみられませんが、欧米では術後にチューインガムを噛む患者さんをよく見かけました。

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救命救急と臓器移植

臓器移植の先進国である欧米では、肝臓や肺、心臓、腎臓など、生命を維持するのに必要不可欠な臓器以外の移植も盛んになってきています。例えば、四肢や生殖器、さらには顔面の移植も行われています。

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たかがアルコール、されどアルコール

救急搬送されてくる中には、あまり歓迎されない人たちがいます。その代表は急性アルコール中毒の患者さんでしょう。泥酔して暴れるため、外傷患者の脊椎を固定・保護するためのバックボードにガチガチに固定して搬送されてくることもあります……

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炭水化物で酔っぱらう人

2019年5月23日の神戸新聞に、大変興味深い記事が掲載されました。ある日の夜、酒を飲んで車を運転し自損事故を起こした男性が、逮捕されたそうです。その男性は、逮捕時に「自分は特異な体質で、緊張したりすると体内からアルコールが出る。以前、医師にそう言われた」と供述し、アルコールを飲んだことを否認したそうです。

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身近な樹木でジゴキシン中毒が起こる?!

夏を代表する花木の1つに、キョウチクトウ(夾竹桃)があります。別名「半年紅」とも呼ばれ、初夏から10月ごろにかけて、ピンクや白などの見事な花を咲かせます。

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青い錠剤を飲んだら青く見えるようになった!?

「青い薬を飲んだら、新聞が青っぽく見えるようになった。何か悪いことが起こっているに違いない」。ある日、そう言って救急外来に患者さんが駆け込んできました。 

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満月の夜にそれは起こる

救急搬送がほとんどなく、穏やかな夜に「今日は静かだねえ」などと言うと、看護師さんから「先生、そんなこと言うと忙しくなる!」と叱られます。いわゆる迷信やジンクスと片付けがちですが、岡山県の倉敷中央病院では……

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救急外来は針や穴との戦い

「嘘ついたら、針千本、飲ます」という指切りの歌があります。「まさか針を飲ませるなんて」と誰もが思いますが、救急外来には、実際に針を飲み込んだ人が運ばれてきます。そのほとんどは、精神疾患をかかえた患者さんで……

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フグを食べて救急搬送、その意外な理由とは?!

今でも、救急外来にはときどきフグ中毒の患者さんが運ばれてきます。厚生労働省の最近の統計によると、年間に約30件のフグ中毒が発生しており、患者数は約50人、死亡する患者さんも数人いるようです。

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中尾 篤典 先生 Atsunori Nakao
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 救命救急・災害医学講座 教授
岡山大学病院 救命救急科長/高度救命救急センター長

平成4年岡山大学卒業、岡山大学にて博士課程修了。姫路赤十字病院、庄原赤十字病院、ピッツバーグ大学外科、兵庫医科大学 救急・災害医学講座教授を経て2016年4月から現職。専門分野は、救命救急、外傷、侵襲学、医療ガス。救急科専門医、外科専門医、指導医。