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製品関連のよくあるご質問と回答

製剤

  • Q
  • 貯法は?

A.

2~8℃に遮光して保存

※引用文献:
1)ザルトラップ IF:Ⅹ.管理的事項に関する項目「3.貯法・保存条件」
  • Q
  • 生理食塩液又は5%ブドウ糖液で希釈する際の濃度設定は?

A.

本剤の必要量を注射筒で抜き取り、生理食塩液又は5%ブドウ糖液で希釈し、0.6~8mg/mLの濃度になるように調製すること。

※引用文献:
1)ザルトラップ IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目「14.適用上の注意」

特定の背景を有する患者

  • Q
  • 小児への投与は?

A.

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児を対象とした臨床試験は実施しておらず、安全性は確立していない。

※引用文献:
1)ザルトラップ IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 「11.小児等への投与」
  • Q
  • 高齢者への投与は?

A.

海外臨床試験において、65歳未満の患者さんと比較し、65歳以上の患者さんでは下痢、浮動性めまい、無力症、体重減少及び脱水の発現率が高かった。高齢者では下痢及び脱水の発現について十分に観察を行うこと。

※引用文献:
1)ザルトラップ IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目「9.高齢者への投与」
  • Q
  • 肝機能障害患者さんへの投与は?

A.

本剤は、主にタンパク分解経路により消失すると考えられることから、肝機能の低下が本剤の曝露量に影響を及ぼす可能性は低いと考える。
外国人固形癌患者さんにおける母集団薬物動態解析(1,507例)で、総ビリルビン(BILI)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)及びアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)は、遊離形アフリベルセプト ベータのクリアランスに影響しなかった。また、補正アルカリホスファターゼ(ALK)値が高い患者さん[ALK がULN(正常値上限)の3.24倍以上]ではクリアランスが12.9%増加すると推定された。しかし、肝障害の程度別の遊離形アフリベルセプト ベータのクリアランス値はいずれもあまり大きな差がみられず、アフリベルセプト ベータのクリアランスに対する肝障害の影響は認められなかった。なお、ビリルビン値が3ULN を超える肝障害患者さんのデータは得られていない。

 

 



※引用文献:
1)ザルトラップ IF:Ⅶ.薬物動態に関する項目
  • Q
  • 妊婦への投与は?

A.

妊婦又は妊娠している可能性のある女性への投与は禁忌です。
本剤の標的分子であるVEGF は胚胎児発生に関与すること、並びに妊娠維持及び羊水量の調節に重要な役割を果たしていること等が知られており、器官形成期におけるVEGF/VEGFR 経路の阻害により胚胎児発生に影響を及ぼす可能性があると考えられる。ウサギでの胚胎児発生に関する試験において、アフリベルセプト ベータを3mg/kg/回以上で静脈内投与したところ、胎児吸収増加、妊娠中断及び多数の胎児奇形(外表、内臓及び骨格)が認められた。このため、妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては本剤を投与しないこと。

また、サルを用いた反復投与毒性試験においては、本剤の投与が雌雄の受胎能に影響を及ぼす可能性が示唆されている。妊娠する可能性のある女性及びパートナーが妊娠する可能性のある男性に対しては、本剤による治療中及び本剤投与後一定期間は有効な避妊法を使用するよう指導すること。

【使用上の注意】
5.妊婦、産婦、授乳婦等への投与
(1)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。また、妊娠可能な女性及びパートナーが妊娠する可能性のある男性に対しては、本剤投与中及び投与終了後一定期間は、適切な避妊を行うよう指導すること。[ウサギ胚胎児試験において、AUC比較で臨床曝露量未満に相当する用量から催奇形性及び胎児毒性が認められている。また、サルを用いた試験で、本剤はAUC比較で臨床曝露量の約1.3倍に相当する用量から雌雄の受胎能に影響を及ぼす可能性が示唆されている。]

※引用文献:
1)ザルトラップ IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目「10.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」
  • Q
  • 授乳婦への投与は?

A.

本剤の乳汁移行については検討されていない。やむを得ず授乳中の女性に本剤を投与する場合には、授乳を避けるように指示すること。

【使用上の注意】
5.妊婦、産婦、授乳婦等への投与
(2)授乳婦には投与しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。[ヒト乳汁中への移行は不明である。]

※引用文献:
1)ザルトラップ IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目「10.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」

治療

  • Q
  • 効能又は効果は?

A.

治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌
<効能又は効果に関連する使用上の注意>
1. 本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。
2. 本剤の一次化学療法における有効性及び安全性は確立していない。

※引用文献:
1)ザルトラップ IF:Ⅴ.治療に関する項目「1.効能又は効果」
  • Q
  • 用法及び用量は?

A.

イリノテカン塩酸塩水和物、レボホリナート及びフルオロウラシルとの併用において、通常、成人には2週間に1回、アフリベルセプト ベータ(遺伝子組換え)として1回4mg/kg(体重)を60分かけて点滴静注する。なお、患者さんの状態により適宜減量する。

※引用文献:
1)ザルトラップ IF:Ⅴ.治療に関する項目「2.用法及び用量」
  • Q
  • 減量・休薬・中止基準は?

A.

〈用法及び用量に関連する使用上の注意〉
(1)本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に本剤を休薬・減量・中止すること。
1)好中球減少
1,500/mm3以上に回復するまで休薬する。
2)血小板減少
75,000/mm3以上に回復するまで休薬する。
3)高血圧

4)蛋白尿

投与前の尿中蛋白/クレアチニン比(UPCR)に基づき、上の表を参考に対応する。UPCRが1を超える場合、次回は1日尿蛋白量に基づき判断する。
5)Infusion reaction


※引用文献:
1)ザルトラップ IF:Ⅴ.治療に関する項目「2.用法及び用量」
  • Q
  • 禁忌は?

A.

1.本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者さん
2.妊婦又は妊娠している可能性のある女性

<解説>
1. 医薬品全般における一般的な注意事項である。
本剤の成分に対して重篤な過敏症の既往のある患者さんでは、本剤の投与により再び同様の重篤な過敏症を発現するおそれがある。本剤には以下の成分が含まれているので、本剤の投与に際しては問診等を行い、これらの成分に対して重篤な過敏症の既往歴がある場合には、本剤を投与しないこと。
有効成分:アフリベルセプト ベータ(遺伝子組換え)
添加物:リン酸二水素ナトリウム一水和物、リン酸水素二ナトリウム七水和物、クエン酸ナトリウム水和物、精製白糖、ポリソルベート20、pH 調節剤2成分注1)、等張化剤注2)
注1)塩酸、水酸化ナトリウム 注2)塩化ナトリウム
2. 本剤の標的分子であるVEGF は胚胎児発生に関与すること、並びに妊娠維持及び羊水量の調節に重要な役割を果たしていること等が知られており、器官形成期におけるVEGF/VEGFR 経路の阻害により胚胎児発生に影響を及ぼす可能性があると考えられる。
ウサギでの胚胎児発生に関する試験において、アフリベルセプト ベータを3 mg/kg/回以上で静脈内投与したところ、胎児吸収増加、妊娠中断及び多数の胎児奇形(外表、内臓及び骨格)が認められた。このため、妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては本剤を投与しないこと。

※引用文献:
1)ザルトラップ IF:Ⅷ.安全性に関する項目「2.禁忌内容とその理由(原則禁忌を含む)」
  • Q
  • 術後の患者さんに対する本剤の投与は?

A.

本剤投与により海外第Ⅲ相臨床試験で創傷治癒遅延が報告されていることから、これらの患者さんに本剤を投与する場合には、観察を十分に行いながら慎重に投与すること。なお、海外第Ⅲ相臨床試験及び国内第Ⅱ相臨床試験では、手術後28日未満の患者さん、大手術(全身麻酔が必要な手術で、頭蓋、胸腔又は腹腔内の手術等)後42日未満の患者さんは試験対象から除外されていました。

【使用上の注意】
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること) (6)大きな手術の術創が治癒していない患者[創傷治癒遅延による合併症があらわれるおそれがある。]

※引用文献:
1)ザルトラップ IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目

薬理・薬物動態

  • Q
  • 作用機序は?

A.

アフリベルセプト ベータは、ヒト血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)1の第2免疫グロブリン(Ig)様C2ドメイン及びヒトVEGFR2の第3Ig様C2ドメインを、ヒトIgG1のFcドメインに融合した組換えタンパク質であり、血管内皮増殖因子(VEGF)-A、VEGF-B及びVEGFファミリーに属する胎盤増殖因子(PlGF)とVEGFRとの結合を阻害することにより、腫瘍における血管新生を阻害し、腫瘍増殖抑制作用を示すと考えられる。
 

※引用文献:
1)ザルトラップ IF:Ⅵ.薬効薬理に関する項目「2.薬理作用」
  • Q
  • 代謝は?

A.

本剤は、タンパク製剤であり、タンパク分解経路等を介して消失すると考えることから、「「バイオテクノロジー応用医薬品の非臨床における安全性評価」について」(平成24 年3 月23 日付け薬食審査発0323 第1 号)に基づき、本剤の代謝に関する検討を実施していない。

※引用文献:
1)審査報告書

SAJP.AFL.17.12.3031