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製品関連のよくあるご質問と回答

製剤

  • Q
  • 貯法は?

A.

貯法:遮光して室温保存

※引用文献:
1)リルテック錠50 IF:Ⅹ.取扱い上の注意等に関する項目

安全性

  • Q
  • 禁忌とその理由は?

A.

【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
1.重篤な肝機能障害のある患者
2.本剤又は本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
3.妊婦又は妊娠している可能性のある患者

<解説>
1.本剤は主として肝臓で代謝され、肝機能を悪化させる可能性があり、注意を喚起する必要があると考え記載した。
海外でのALS 患者717例を対象とした試験では、ALT(GPT)について約8%に正常値上限の3倍以上、約2%に正常値上限の5倍以上の上昇がみられ、国内においても、AST(GOT)上昇が24.5%(プラセボ17.5% )、ALT(GPT)上昇が29.6%(プラセボ20.6%)に認められた。
2.臨床試験において発疹等過敏症状の報告例があることより記載した。
3.現在までの臨床試験において、妊婦に投与された経験がなく、安全性が確立していないことから記載した。

※引用文献:
リルテック錠50 IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目
  • Q
  • 飲み忘れた時の対応は?

A.

飲み忘れた場合は、気がついた時できるだけ早く1回分を服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

※引用文献:
リルテック錠50 くすりのしおり
  • Q
  • 過量投与時の対応は?

A.

過量投与時に、急性中毒性脳症による昏迷、昏睡、その他の神経系及び精神系の症状、メトヘモグロビン血症が発現したとの報告がある。

【参考】
1.血中濃度の推移・測定法
(1) 治療上有効な血中濃度:該当資料なし
(2) 最高血中濃度到達時:投与後約1時間(健康成人男子各群8例の50~200mg 空腹時単回経口投与)
3.吸収:該当資料なし
6.排泄
(1) 排泄部位:主に尿中排泄
(2) 排泄率:尿中排泄率:90.9%(海外健康成人男子6例の投与168時間までのデータ)
(3) 排泄速度:該当資料なし

※引用文献:
リルテック錠50 IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目、Ⅶ.薬物動態に関する項目
  • Q
  • 重大な副作用と初期症状は?

A.

【重大な副作用】
1)アナフィラキシー様症状…アナフィラキシー様症状(頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血管浮腫、呼吸困難、喘鳴、発汗等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2)好中球減少…重篤な好中球減少(0.1%未満)の報告があるので、発熱が認められた場合には直ちに白血球数を測定し、好中球減少が認められた場合には投与を中止すること。
3)間質性肺炎…間質性肺炎(0.1%)があらわれることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸苦等の呼吸器症状があらわれた場合には、速やかに胸部X線等の検査を実施し適切な処置を行うこと。
4)肝機能障害、黄疸(0.3%)…AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-P の著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

※:海外で認められた副作用のため頻度不明
※引用文献:
リルテック錠50 IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目
  • Q
  • 他剤との相互作用は?

A.

【併用注意】
リルゾールと他剤との相互作用を評価する臨床試験は行われていない。

<解説>
in vitro の試験結果に基づき記載した。
※引用文献:
リルテック錠50 IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目

特定の背景を有する患者

  • Q
  • 腎機能障害患者に投与するときの注意は?

A.

【慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)】
(3)腎機能が低下している患者[安全性が確立していない。]
<解説>
(3)腎機能障害患者を対象とした臨床試験は行われていなく、安全性が確立されていないことから記載した。

※引用文献:
リルテック錠50 IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目
  • Q
  • 肝機能障害患者に投与するときの注意は?

A.

【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
1.重篤な肝機能障害のある患者

<解説>
1.本剤は主として肝臓で代謝され、肝機能を悪化させる可能性があり、注意を喚起する必要があると考え記載した。
海外でのALS 患者717例を対象とした試験では、ALT(GPT)について約8%に正常値上限の3倍以上、約2%に正常値上限の5倍以上の上昇がみられ、国内においても、AST(GOT)上昇が24.5%(プラセボ17.5% )、ALT(GPT)上昇が29.6%(プラセボ20.6%)に認められた。

【慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)】
(1)肝機能異常の既往歴のある患者又は肝機能障害のある患者[本剤は主として肝で代謝され、肝機能を悪化させるおそれがある。]

※引用文献:
リルテック錠50 IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目
  • Q
  • 小児への投与は?

A.

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。[使用経験がない。]

※引用文献:
リルテック錠50 IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目
  • Q
  • 高齢者への投与は?

A.

一般に高齢者では生理機能(肝機能等)が低下していることが多いので、副作用の発現に注意すること。副作用があらわれた場合には休薬、投薬中止等の適切な処置を行うこと。

※引用文献:
リルテック錠50 IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目
  • Q
  • 妊婦・授乳婦への投与は?

A.

(1)妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。[ラット妊娠前及び妊娠初期投与試験において、高用量投与時(15mg/kg/日)に胎児の骨化遅延が、また、ラット及びウサギの器官形成期投与試験において、胎児に軽度の外表及び内臓異常が用量非依存的に認められたとの報告がある。]
(2)動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されているので、授乳中の婦人には投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。

※引用文献:
リルテック錠50 IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目

治療

  • Q
  • 投与を検討する際の注意事項は?

A.

【重要な基本的注意】
(1)本剤を投与する場合は本剤の有効性及び安全性にかかる以下の事項について、患者又は患者に十分な同意の能力がない場合は代諾者に説明し、本剤投与にあたっての同意を得ること。
1)国内第Ⅲ相二重盲検試験における安全性は18ヵ月の期間で確認された。[「8.副作用」、「Ⅴ.治療に関する項目 3.-(5)」の項参照]
2)国内第Ⅲ相二重盲検試験において、プライマリ・エンドポイントである「一定の病勢進展」又は「死亡」までの期間について、プラセボに対する本剤の有効性は検証されなかった。また、観察期間18ヵ月の使用成績調査における生存率は、国内第Ⅲ相二重盲検試験と同程度であった。[「Ⅴ.治療に関する項目 3.-(5)」の項参照]
(7)努力性肺活量が理論正常値の60%未満に低下している患者では効果が期待できないので、投与を行わないこと。
(8)米国神経学会の勧告では、下記の1)~4)を満たす患者への適用を推奨するとされている。
1)World Federation of Neurology(WFN;世界神経学会)の基準(他の原因によって進行性筋萎縮となった場合は除く)で “definite" または “probable" であること
2)罹病期間が5年未満であること
3)努力性肺活量が理論正常値の60%以上であること
4)気管切開未実施例であること

<解説>
(1)
-1)本剤を投与する場合の患者又は代諾者への同意取得に関しては、承認条件削除後も継続する必要があるため追記した。
-2)同意取得にあたっては、国内第Ⅲ相試験結果だけでなく、再審査期間中に実施した調査等から得られた結果の提供も重要なため市販後調査結果を追記した。
(7)ほとんどの症例にて60%未満の肺活量であった海外の臨床試験において、本剤の有効性が認められず、また、漫然な本剤投与を避けることを考慮に入れ、投与中止規定として記載した。
(8)本剤の投与を行い効果が認められた海外の臨床試験において、この1)~4)を満たす患者を対象としていたため、米国神経学会では本剤の推奨患者基準とした。

※引用文献:
1)リルテック錠50 IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目
  • Q
  • 効能又は効果は?

A.

筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の病勢進展の抑制

※引用文献:
リルテック錠50 IF:Ⅴ.治療に関する項目
  • Q
  • 用法・用量は?

A.

通常、成人には本剤を1回1錠、1日2回(朝及び夕食前)、リルゾールとして1日量100mg(本剤2錠)を経口投与する。

食前投与の理由:海外の健康成人男子16例を対象とした試験より、空腹時に比して高脂肪食後は本剤の吸収率が低下し、本剤の吸収は食事の影響を受けることから設定しました。

※引用文献:
リルテック錠50 IF:Ⅴ.治療に関する項目
  • Q
  • 増量により効果の増強が期待できますか?

A.

【重要な基本的注意】
(5)増量しても効果の増強は期待できず、また副作用の頻度及び程度が増大する恐れがあるので、定められた用量を守ること。

<解説>
(5)海外で実施された用量設定試験において、有効性が認められた100mg/日群と200mg/日群では増量に伴う効果の増強は認められなかったこと、及び副作用の頻度及び程度が上昇する恐れがあることから記載した。

※引用文献:
リルテック錠50 IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目

薬理・薬物動態

  • Q
  • 作用機序は?

A.

本剤の作用機序は完全には解明されていないが、各種in vitroin vivo の試験において、グルタミン酸遊離阻害、興奮性アミノ酸受容体との非競合的な阻害、電位依存性Na+チャネルの阻害等の作用を有しており、これらが単独あるいは複合して神経細胞保護作用を発現するものと考えられる。

※引用文献:
リルテック錠50 IF:Ⅴ.治療に関する項目
  • Q
  • 本剤の排泄部位・経路、排泄率は?

A.

排泄部位:主に尿中排泄
尿中排泄率:90.9%(海外健康成人男子6例の投与168時間までのデータ)

※引用文献:
リルテック錠50 IF:Ⅴ.治療に関する項目
  • Q
  • 食事の影響は?

A.

外国人健康成人男子16例に本剤100mg を空腹時および高脂肪食摂取後5分以内に単回経口投与した時の血中濃度推移(HPLC により測定)を検討したところ、本剤は高脂肪食によりAUC が低下しました。

<実施方法>
高脂肪食の内容:卵2 個/バター10g/ソーセージ100g/パン60g/チーズ55g
調理方法:電子レンジで調理


※引用文献:
リルテック錠50 IF:Ⅶ.薬物動態に関する項目

2018年8月作成
SAJP.RIL.18.07.1866