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製品関連のよくあるご質問と回答

製剤

  • Q
  • 貯法は?

A.

凍結を避け、2~8℃に遮光して保存

※引用文献:
1)プラルエント IF:Ⅹ.管理的事項に関する項目「4.薬剤取り扱い上の注意点」を参照

安全性

  • Q
  • 禁忌とその理由は?

A.

【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

<解説>
医薬品全般における一般的な注意事項である。
本剤の成分に対し過敏症の既往のある患者では、本剤の投与により再び同様の過敏症があらわれるおそれがある。本剤の投与に際しては十分問診等を行い、本剤の成分に対して過敏症の既往歴がある場合には投与しないこと。

※引用文献:
1)プラルエント IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目「2.禁忌内容とその理由(原則禁忌を含む)」を参照
  • Q
  • 注射し忘れた時の対応は?

A.

注射し忘れた場合、すぐに注射すること。なお、次の注射予定日の前日まで注射は可能。その次の注射からは、元の投与スケジュール通りに注射すること。

※引用文献:
1)プラルエントペンの使い方

特定の背景を有する患者

  • Q
  • 腎機能障害患者に投与するときの注意は?

A.

母集団薬物動態解析(POH0443試験)、POH0377試験))により、軽度及び中等度の日本人腎機能障害患者にアリロクマブ75mgを2週に1回皮下投与したとき、腎機能が正常な患者に比べて、定常状態におけるアリロクマブの曝露量(AUC0-τ)がそれぞれ約1.5倍及び2倍に増加することが示された。なお、腎機能はアリロクマブのPKに影響する共変量として特定されなかった。

※引用文献:
1)プラルエント IF:Ⅶ.薬物動態に関する項目「1.血中濃度の推移・測定法 (3)臨床試験で確認された血中濃度」を参照
  • Q
  • 肝機能障害患者に投与するときの注意は?

A.

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
重度の肝機能障害患者[使用経験がない]【薬物動態】の項参照

<解説>
これまでに重度の肝機能障害患者への使用経験はなく有効性及び安全性は確立していないことから、このような患者に投与する場合には慎重に投与すること。

<参考>
軽度(Child-Pugh分類:A)及び中等度(Child-Pugh分類:B)肝機能障害患者並びに肝機能が正常な被験者各8例に、本剤75mgを腹部に単回皮下投与したとき、軽度及び中等度肝機能障害患者のPKプロファイルは肝機能正常被験者と比較してほぼ同様だった。

※引用文献:
1)プラルエント IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目
Ⅶ.薬物動態に関する項目「1.血中濃度の推移・測定法 (3)臨床試験で確認された血中濃度」を参照
  • Q
  • 小児への投与は?

A.

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。[使用経験がない。]

<解説>
承認時までに国内外で小児における使用経験がないことから設定した。

※引用文献:
1)プラルエント IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目「11.小児等への投与」を参照
  • Q
  • 高齢者への投与は?

A.

一般に高齢者では生理機能が低下しているため、副作用の発現に注意すること。

<解説>
一般に高齢者では生理機能が低下していることから、副作用が発現しやすいと考えられる。患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

※引用文献:
1)プラルエント IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目「9.高齢者への投与」を参照
  • Q
  • 妊婦・授乳婦への投与は?

A.

本剤はHMG-CoA還元酵素阻害剤と併用するため、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人には投与しないこと。[HMG-CoA還元酵素阻害剤において、動物実験で出生児数の減少、生存・発育に対する影響、胎児の生存率の低下と発育抑制及び胎児の骨格奇形が報告され、ヒトでは胎児の先天性奇形があらわれたとの報告がある。また、HMG-CoA還元酵素阻害剤においてラットで乳汁中への移行が確認されている。なお、ラットにおいて本剤の胎盤通過が認められており、カニクイザルにおいて妊娠期間中に本剤臨床曝露量の57倍の曝露がみられた母動物の新生児でIgG二次応答の低下が認められている。]

<解説>
アリロクマブはHMG-CoA還元酵素阻害剤と併用して使用する薬剤(「Ⅴ-2.用法及び用量」の項参照)であり、HMG-CoA還元酵素阻害剤の投与は妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人への投与は禁忌とされていることから、設定した。

HMG-CoA還元酵素阻害剤の動物試験において胎児への影響が報告され、またヒトにおいても胎児への影響が報告されており、さらにラットで乳汁中への薬剤の移行が観察されたことから、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人への投与は禁忌とされている。
なお、本剤の動物試験でラットにおいて本剤の胎盤通過、カニクイザルにおいて胎児期に本剤の曝露があった新生児でIgG二次応答の低下が認められている。
(「Ⅸ-2.(3)生殖発生毒性試験」の項参照)

※引用文献:
1)プラルエント IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目「10.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」を参照

治療

  • Q
  • 効能又は効果は?

A.

家族性高コレステロール血症、高コレステロール血症
ただし、心血管イベントの発現リスクが高く、HMG-CoA還元酵素阻害剤で効果不十分な場合に限る。

<効能又は効果に関連する使用上の注意>
1.適用の前に十分な診察及び検査を実施し、家族性高コレステロール血症又は高コレステロール血症であることを確認した上で本剤の適用を考慮すること。
2.家族性高コレステロール血症以外の患者では、冠動脈疾患、非心原性脳梗塞、末梢動脈疾患、糖尿病、慢性腎臓病等の罹患又は既往歴等から、心血管イベントの発 現リスクが高いことを確認し、本剤投与の要否を判断すること。[【臨床成績】の項参照]
3.家族性高コレステロール血症のうちホモ接合体については有効性及び安全性が確立していないので、本剤による治療の適否を特に慎重に判断し、本剤に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。[「重要な基本的注意(2)」の項参照]

※引用文献:
1)プラルエント IF:Ⅴ.治療に関する項目「1.効能又は効果」を参照
  • Q
  • 用法及び用量は?

A.

通常、成人にはアリロクマブ(遺伝子組換え)として75mgを2週に1回皮下投与する。効果不十分な場合には1回150mgに増量できる。

<用法及び用量に関連する使用上の注意>
1.HMG-CoA還元酵素阻害剤と併用すること。[日本人における本剤単独投与での有効性及び安全性は確立していない。]
2.アフェレーシスと併用する場合には、アフェレーシス施行後に本剤を投与すること。

※引用文献:
1)プラルエント IF:Ⅴ.治療に関する項目「2.用法及び用量」を参照

薬理・薬物動態

  • Q
  • 作用機序は?

A.

アリロクマブはヒトプロ蛋白質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型(proprotein convertase subtilisin/kexin type9:PCSK9)に対する遺伝子組換えヒト型免疫グロブリンG1モノクローナル抗体であり、高い親和性及び特異性でPCSK9と結合する。肝細胞表面の低比重リポ蛋白受容体(LDLR)は、血中LDLコレステロールを除去する主な受容体だが、PCSK9がLDLRに結合することで、その複合体は肝細胞内に取り込まれた後に分解されるため、LDLR数が減少し、血中LDLコレステロール値が増加する。一方、アリロクマブを投与すると、アリロクマブがPCSK9と結合してLDLRへのPCSK9の結合を阻害し、LDLR数が増えて肝細胞へのLDLコレステロールの取り込みが促進されることから、血中LDLコレステロール値が低下する。

※引用文献:
1)プラルエント IF:Ⅵ.薬効薬理に関する項目「2.薬理作用」を参照
  • Q
  • 本剤の排泄部位・経路、排泄率は?

A.

アリロクマブは完全ヒトモノクローナル抗体であることから、内因性の免疫グロブリンと同様に、低分子ペプチド及びアミノ酸への分解によって代謝されると推察されるため、未変化体の尿中排泄を評価する実験を行っていない。

※引用文献:
1)プラルエント IF:Ⅶ.薬物動態に関する項目「6.排泄」を参照

SAJP.ALI.17.11.2910