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製品関連のよくあるご質問と回答

製剤

  • Q
  • 貯法は?

A.

室温保存。

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅹ.管理的事項に関する項目
  • Q
  • 添加物とその添加理由は?

A.

塩化ナトリウムが等張化剤として、塩酸と水酸化ナトリウムがpH調節剤として添加されている。

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅳ.製剤に関する項目

特定の背景を有する患者

  • Q
  • 小児への投与は?

A.

承認時までに小児における使用経験がないため、低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。

【使用上の注意】
6.小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。[使用経験がない。]

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅷ.安全性に関する項目
  • Q
  • 高齢者への投与は?

A.

海外第Ⅲ相試験で報告された有害事象のデータについて、年齢別(18~64 歳及び 65 歳以上)の部分集団解析を行った結果、65 歳以上の高齢者の安全性プロファイルは全体と比較して差は認められなかった。
しかし、高齢者では一般に腎機能等の生理機能が低下しているので、副作用の発現など、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

【使用上の注意】
4.高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅷ.安全性に関する項目
  • Q
  • 肝機能障害患者への投与は?

A.

肝機能障害患者を対象とした試験は実施されていない。
モゾビルはほとんど代謝を受けず、投与後24時間までの尿中に投与量の約70%が排泄されることから、モゾビルは腎排泄型の薬剤である。従って、肝機能の低下による影響を受けにくいことが予想され、PPK解析においても肝機能とモゾビルのPK との関連は示されていない。

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅶ.薬物動態に関する項目
  • Q
  • 腎機能障害患者への投与は?

A.

中等度以上の腎機能障害のある患者への投与は、慎重投与となっている。
本剤は主として腎臓から排泄されるため、腎機能障害のある患者では曝露量が増加するおそれがあり、外国人腎機能障害患者を対象とした海外臨床薬理試験において、腎機能の低下に伴う全身曝露量の増加が認められている。中等度以上(クレアチニンクリアランス(CLcr):50mL/分以下)の腎機能障害のある患者に対しては、減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意し、慎重に投与すること。
腎機能障害患者における薬物動態(外国人データ)
外国人腎機能障害患者に本剤 0.24mg/kg を単回皮下投与したとき、クレアチニンクリアランス(CLcr)に基づく腎機能障害の程度に伴い本剤のクリアランス(CL)が低下し、半減期の延長、曝露量の増加及び24時間尿中への排泄率の減少が認められた。

<用法及び用量に関連する使用上の注意>
(3)中等度以上の腎機能障害(クレアチニンクリアランス(CLcr)50mL/分以下)のある患者では、本剤の血中濃度が上昇するとの報告があるため、減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。[【薬物動態】の項参照]
【使用上の注意】
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
中等度以上の腎機能障害のある患者[血中濃度が上昇するおそれがある。<用法及び用量に関連する使用上の注意>の項参照]

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅴ.治療に関する項目
2)モゾビル IF:Ⅶ.薬物動態に関する項目
  • Q
  • 腎機能障害患者における薬物動態のデータは?

A.

外国人腎機能障害患者における薬物動態試験(AMD3100-1101試験)を実施している。試験の結果を以下に示す。
腎機能障害患者(軽度[クレアチニンクリアランス(CLcr):51~80mL/分]、中等度[CLcr:31~50mL/分]、重度[CLcr:<31mL/分])にプレリキサホル0.24mg/kgを単回皮下投与したときのプレリキサホルの薬物動態パラメータは以下の通りであった。プレリキサホルのクリアランス(CL)は腎機能障害の程度に伴い低下し、CLとCLcrとの間に正の相関関係が認められた。軽度、中等度及び重度腎機能障害患者における、投与量で補正していないAUC0-24hrの健康被験者に対する最小二乗平均の比はそれぞれ106.6%、132.3%及び138.8%であった。

 
<用法及び用量に関連する使用上の注意>
(3)中等度以上の腎機能障害(クレアチニンクリアランス(CLcr)50mL/分以下)のある患者では、本剤の血中濃度が上昇するとの報告があるため、減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。[【薬物動態】の項参照]
【使用上の注意】
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
中等度以上の腎機能障害のある患者[血中濃度が上昇するおそれがある。<用法及び用量に関連する使用上の注意>の項参照]

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅴ.治療に関する項目
2)モゾビル IF:Ⅶ.薬物動態に関する項目
  • Q
  • 妊婦への投与は?

A.

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人への投与は禁忌となっている。
ラット及びウサギを用いた動物実験において胎児体重の減少、骨格発達遅延及び胎児異常の発現頻度増加などの催奇形性が認められたことから、本剤を妊娠時に投与した場合、胎児に悪影響を与える可能性がある。SDF-1及び CXCR4 は胎児の発達に重要な役割を果たすといわれており、動物モデルの文献報告でも、SDF-1及び CXCR4 による胎児の造血、血管新生及び小脳発達の調節が示唆されている。CXCR4 に選択的に結合し、SDF-1の結合を阻害する本剤の薬理学的作用機序から、本剤が胎児に対する潜在的なリスクを誘発する可能性が考えられる。
国内外の臨床試験では妊婦又は妊娠している可能性のある婦人は対象から除外された。また、本剤を用いたいずれの臨床試験においても妊娠は報告されていないことから、このような患者における臨床使用上の安全性は評価されていない。従って、妊娠中あるいは妊娠している可能性のある婦人には本剤を投与しないこと。また妊娠を予定している、あるいは妊娠の可能性がある場合、本剤投与中及び本剤投与後の一定期間、適切な方法で避妊を行うこと。

【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
2.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[「5.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
【使用上の注意】
5.妊婦、産婦、授乳婦等への投与
(1)妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。また、妊娠する可能性のある婦人には、本剤の投与中及び本剤投与後一定期間、適切な避妊法を用いるよう指導すること。[動物実験(ラット及びウサギ)において、催奇形性が認められている。]

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅷ.安全性に関する項目
  • Q
  • 授乳婦への投与は?

A.

本剤投与後のヒト乳汁中への移行に関する情報は得られていないが、多くの薬剤がヒト乳汁中に排泄されることから、授乳中の本剤の投与は避け、授乳中の婦人には、授乳を中止させること。

【使用上の注意】
5.妊婦、産婦、授乳婦等への投与
(2)授乳中の婦人には、授乳を中止させること。[本剤の乳汁中への移行は検討されていない。]

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅷ.安全性に関する項目

治療

  • Q
  • 効能又は効果は?

A.

「自家末梢血幹細胞移植のための造血幹細胞の末梢血中への動員促進」である。

<効能又は効果に関連する使用上の注意>は、以下の通り。
【臨床成績】の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。

 

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅴ.治療に関する項目
  • Q
  • 用法及び用量は?

A.

「G-CSF製剤との併用において、通常、成人にはプレリキサホルとして0.24mg/kgを1日1回、末梢血幹細胞採取終了時まで連日皮下投与する。」である。

<用法及び用量に関連する使用上の注意>は、以下の通り。
(1)本剤の投与は、G-CSF 製剤を4 日間連日投与した後、各末梢血幹細胞採取実施 9~12時間前に行う。なお、併用薬剤の添付文書を熟読すること。
(2)本剤の投与期間は4 日間までを目安とすること。
(3)中等度以上の腎機能障害(クレアチニンクリアランス(CLcr)50mL/分以下)のある患者では、本剤の血中濃度が上昇するとの報告があるため、減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。[【薬物動態】の項参照]

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅴ.治療に関する項目
  • Q
  • 投与経路は?

A.

皮下投与のみ。

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅴ.治療に関する項目
  • Q
  • 投与時間は?

A.

本剤の投与は、G-CSF製剤を4日間連日投与した後、各末梢血幹細胞採取実施9~12時間前に行う。

<用法及び用量に関連する使用上の注意>
(1)本剤の投与は、G-CSF 製剤を4 日間連日投与した後、各末梢血幹細胞採取実施 9~12時間前に行う。なお、併用薬剤の添付文書を熟読すること。

 

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅴ.治療に関する項目
  • Q
  • 投与期間は?

A.

本剤の投与期間は4日間までを目安とすること。

<用法及び用量に関連する使用上の注意>
(2)本剤の投与期間は4 日間までを目安とすること。

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅴ.治療に関する項目
  • Q
  • 禁忌は?

A.

1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅷ.安全性に関する項目

薬理・薬物動態

  • Q
  • 代謝は?

A.

ヒト肝ミクロソーム又はヒト肝細胞を用いたin vitro試験において、プレリキサホルの代謝は認められなかった。

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅶ.薬物動態に関する項目
  • Q
  • CYPを介した薬物相互作用は?

A.

プレリキサホルはCYP酵素の基質とならないことが示された。
プレリキサホルは、主なCYP酵素(CYP1A2、2A6、2B6、2C8、2C9、2C19、2D6、2E1、及び3A4/5)に対してin vitroでの阻害活性を示さなかった。また、ヒト肝細胞を用いたin vitro 試験では、プレリキサホルはCYP1A2、CYP2B6又はCYP3A4を誘導しなかった。これらの所見は、プレリキサホルがCYPを介した薬物相互作用に関与する可能性が低いことを示唆している。

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅶ.薬物動態に関する項目
  • Q
  • G-CSF製剤との相互作用は?

A.

薬物動態データの得られた外国人健康成人を対象とした試験並びに外国人多発性骨髄腫(MM)患者及び非ホジキンリンパ腫(NHL)患者を対象とした試験により、G-CSF製剤併用によるモゾビルの薬物動態への影響について評価した。健康成人にはモゾビルのみを投与し、MM及びNHL患者には朝G-CSF 製剤10 μg/kgを1日1回4日間投与した後、モゾビル 0.24mg/kgを夜投与した。G-CSF製剤併用時の外国人MM患者における薬物動態は外国人健康成人(G-CSF製剤併用なし)の薬物動態と類似しており、G-CSF製剤併用によるモゾビルの薬物動態に対する影響はないものと考えられている。

※造血幹細胞の末梢血中への動員として本邦で承認されているフィルグラスチム(遺伝子組換え)の効能又は効果、並びに用法及び用量


※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅶ.薬物動態に関する項目
  • Q
  • 作用機序は?

A.

骨髄の間質細胞表面に発現する間質細胞由来因子1(SDF-1)は、CXCケモカイン受容体4(CXCR4)を発現している造血幹細胞の骨髄への生着に関与していると考えられている。プレリキサホルはCXCR4に結合し、CXCR4とSDF-1との結合を阻害することにより、骨髄から末梢血中への造血幹細胞の動員を促進すると考えられる。

※引用文献:
1)モゾビル IF:Ⅵ.薬効薬理に関する項目

SAJP.PLE.17.11.2916