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製品関連のよくあるご質問と回答

製剤

  • Q
  • 貯法は?

A.

室温保存

※引用文献:
1)ディレグラ配合錠 IF:Ⅹ.管理的事項に関する項目

安全性

  • Q
  • 禁忌とその理由は?

A.

1.本剤の成分及び塩酸プソイドエフェドリンと化学構造が類似する化合物(エフェドリン塩酸塩又はメチルエフェドリン塩酸塩を含有する製剤)に対し過敏症の既往歴のある患者
2.重症の高血圧の患者[症状が悪化するおそれがある。]
3.重症の冠動脈疾患の患者[症状が悪化するおそれがある。]
4.狭隅角緑内障の患者[症状が悪化するおそれがある。]
5.尿閉のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
6.交感神経刺激薬による不眠、めまい、脱力、振戦、不整脈等の既往歴のある患者[塩酸プソイドエフェドリンの交感神経刺激作用が強くあらわれるおそれがある。]
<解説>
1.本剤の成分に対する過敏症の既往歴がある患者では、本剤の投与により同様の過敏症が再発するおそれがある。また、塩酸プソイドエフェドリンと化学構造が類似する化合物(エフェドリン塩酸塩又はメチルエフェドリン塩酸塩を含有する製剤)に対する過敏症の既往歴がある患者にも、本剤の投与により過敏性反応を起こし、同様の過敏症が再発するおそれがある。
2.本剤の配合成分である塩酸プソイドエフェドリンの交感神経刺激作用により血圧が上昇し、高血圧症状を悪化させるおそれがある。
3.本剤の配合成分である塩酸プソイドエフェドリンの交感神経刺激作用により心収縮力や心拍数が増加し、心臓に過負荷をかけることがあるため、症状を悪化させるおそれがある。
4.本剤の配合成分である塩酸プソイドエフェドリンの交感神経刺激作用により瞳孔の部分的な拡大と、虹彩と水晶体間の力の方向の変化が起こるおそれがある。この変化は房水が後房から前房へ瞳孔を通り抜けることを妨げ、眼内圧を上昇させ、狭隅角緑内障の症状を悪化させるおそれがある。
5.本剤の配合成分である塩酸プソイドエフェドリンの交感神経刺激作用により前立腺および膀胱頸部の平滑筋緊張の増大により尿の流出が抵抗することがあるため、症状を悪化させるおそれがある。
6.交感神経刺激薬により不眠、めまい、脱力、振戦、不整脈等の既往歴がある患者では、本剤の投与により同様の症状が再発するおそれがある。

※引用文献:
1)ディレグラ配合錠 IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目
  • Q
  • 飲み忘れた時の対応は?

A.

飲み忘れた場合は、気がついた時、できるだけ早く1回分を飲むこと。また、次の通常飲む時間が近い場合は、1回とばして、次の通常の服用時間に1回分を飲むこと。絶対に2回分を一度に飲んではいけない。

※引用文献:
1)ディレグラ配合錠くすりのしおり (2015年7月改訂)
  • Q
  • 重大な副作用と主な自覚症状は?

A.

1)ショック、アナフィラキシー…ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、血圧低下、意識消失、血管浮腫、胸痛、潮紅等の過敏症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2)痙攣…痙攣があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
3)肝機能障害、黄疸…AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-P、LDH の上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
4)無顆粒球症、白血球減少、好中球減少…無顆粒球症、白血球減少、好中球減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
5)急性汎発性発疹性膿疱症…急性汎発性発疹性膿疱症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、発熱、紅斑、多数の小膿疱等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注)海外で認められている本剤の副作用又はフェキソフェナジン塩酸塩もしくは塩酸プソイドエフェドリンで認められている副作用のため頻度不明。

※引用文献:
1)ディレグラ配合錠 IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目

特定の背景を有する患者

  • Q
  • 腎機能障害患者に投与するときの注意は?

A.

<用法及び用量に関連する使用上の注意>
塩酸プソイドエフェドリンは主として腎臓を経て尿中に排泄されるので、腎機能障害のある患者では適宜減量すること。[排泄が遅延し、作用が強くあらわれるおそれがある。「5.慎重投与」及び【Ⅶ.薬物動態】の項参照]
<解説>
プソイドエフェドリンの経口投与時にその大部分が尿中に未変化体として排泄(43~96%)されたとの報告2)(「Ⅶ.薬物動態に関する項目 6-(2)」参照)があることから、腎機能が低下することにより、プソイドエフェドリンのクリアランスが低下するおそれがある。そのため、プソイドエフェドリンの消失半減期の延長や蓄積が起こりプソイドエフェドリンの作用が強くあらわれるおそれがある。なお、腎機能障害のある患者でのプソイドエフェドリンの薬物動態データはない。

※引用文献:
1)ディレグラ配合錠 IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目
2)Kanfer I., et al.:Pharmacotherapy 13(6 Pt2):116S-128S, 1993 [ALE1504]
  • Q
  • 小児への投与は?

A.

小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は12歳未満の小児に対する有効性及び安全性は確立していない。[使用経験がない。]
<解説>
国内で実施した試験は成人及び12歳以上の小児患者を対象にしており、12歳未満の患者に対する有効性及び安全性は確立していない。

※引用文献:
1)ディレグラ配合錠 IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目
  • Q
  • 高齢者への投与は?

A.

高齢者への投与
高齢者では腎機能が低下していることが多く、腎臓からも排泄される本剤では血中濃度が上昇する場合があるので、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。[「Ⅶ.【薬物動態】3.高齢者での体内動態、4.腎機能障害患者における体内動態」の項参照]
<解説>
高齢者では若年者に比べ、フェキソフェナジン塩酸塩の薬物動態でAUC 及びCmax が1.6倍に上昇するとの報告がある(外国人データ)。しかし、血中濃度の半減期に差はなく、血中濃度の上昇による有害な反応(副作用)は報告されていない。また、外国での市販後調査においても高齢者で用量の調節が必要であるとの情報は得られていない。しかし、高齢者では腎機能が低下していることが多く、腎臓からも排泄される本剤では血中濃度が上昇する場合があるので、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

※引用文献:
1)ディレグラ配合錠 IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目
  • Q
  • 妊婦・授乳婦への投与は?

A.

(1)妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
(2)授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること。[塩酸プソイドエフェドリンでは、ヒト乳汁中へ移行することが報告されている。また、フェキソフェナジン塩酸塩では、動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。]
<解説>
フェキソフェナジン塩酸塩の動物実験(マウス、ラット)において催奇形性等の胎児毒性は報告されていないが、ヒトの胎児に対する安全性は確立されていない。妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には原則として投与を避けること。
塩酸プソイドエフェドリンを授乳中の婦人へ投与したところ乳汁中への移行が見られた2)。またフェキソフェナジン塩酸塩の動物実験(ラット)で授乳期に本剤を経口投与したところ乳汁中への移行が見られたので3)、授乳中の婦人に本剤を投与する場合には、授乳を避けるように指示すること。(「Ⅶ.薬物動態に関する項目 4-(3)」参照)

※引用文献:
1)ディレグラ配合錠 IF:Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目
2) Kanfer I., et al.:Pharmacotherapy 13(6 Pt2):116S-128S, 1993 [ALE1504]
3)社内資料:フェキソフェナジン塩酸塩のラットにおける組織内濃度分布試験 [ALE-16]

治療

  • Q
  • 効能又は効果は?

A.

アレルギー性鼻炎
<効能又は効果に関連する使用上の注意>
鼻閉症状が中等症以上の場合に本剤の使用を検討すること。[【3.臨床成績】の項参照]

※引用文献:
1)ディレグラ配合錠 IF:Ⅴ.治療に関する項目
  • Q
  • 用法及び用量は?

A.

通常、成人及び12歳以上の小児には1回2錠(フェキソフェナジン塩酸塩として60mg 及び塩酸プソイドエフェドリンとして120mg)を1日2回、朝及び夕の空腹時に経口投与する。

<用法及び用量に関連する使用上の注意>
塩酸プソイドエフェドリンは主として腎臓を経て尿中に排泄されるので、腎機能障害のある患者では適宜減量すること。[排泄が遅延し、作用が強くあらわれるおそれがある。「Ⅷ-5.慎重投与」及び【Ⅶ.薬物動態】の項参照]

※引用文献:
1)ディレグラ配合錠 IF:Ⅴ.治療に関する項目

薬理・薬物動態

  • Q
  • 作用機序は?

A.

<フェキソフェナジン塩酸塩>
主な作用として選択的ヒスタミンH1受容体拮抗作用を有し、さらに炎症性サイトカイン産生抑制作用、好酸球遊走抑制作用及びケミカルメディエーター遊離抑制作用を有する。
<塩酸プソイドエフェドリン>
α受容体を刺激し、鼻粘膜の血管平滑筋を収縮させ、血流を減少させることにより、鼻粘膜の充血や腫脹を軽減し、強い鼻閉改善効果を示す。

※引用文献:
1)ディレグラ配合錠 IF:Ⅵ.薬効薬理に関する項目
  • Q
  • 代謝酵素は?

A.

該当資料なし(本剤はほとんど代謝されない。)

※引用文献:
1)ディレグラ配合錠 IF:Ⅶ.薬物動態に関する項目
  • Q
  • 本剤の排泄部位・経路、排泄率は?

A.

(1) 排泄部位及び経路
<フェキソフェナジン塩酸塩>糞中及び尿中
<塩酸プソイドエフェドリン>尿中

(2) 排泄率
<フェキソフェナジン塩酸塩>
健康成人男子8例にフェキソフェナジン塩酸塩カプセル60mg を単回経口投与した時の投与後48時間までの尿中フェキソフェナジンの平均累積尿中回収率は、11.1%であった2)
外国人健康成人男子に14C-フェキソフェナジン酸塩溶液60mg を単回経口投与した時、投与後11日までの尿及び糞中の回収率は91.5%で、放射能を示す分画のほとんどはフェキソフェナジンであり、糞中に約80%、尿中に約11.5%排泄された3)
<塩酸プソイドエフェドリン>
プソイドエフェドリンは、投与後24時間以内に、投与量の43~96%が未変化体として尿中に排泄される(外国人データ)4)
また、プソイドエフェドリンの消失半減期は、尿中pH が6未満で短縮し、8を超えると延長する可能性があることが報告されている(外国人データ)5)

※引用文献:
1)ディレグラ配合錠 IF:Ⅶ.薬物動態に関する項目
2)社内資料:フェキソフェナジン塩酸塩の臨床第Ⅰ相試験(単回及び反復投与) [ALE-04]
3)社内資料:フェキソフェナジン塩酸塩の代謝の検討 [ALE-17]
4)Kanfer I., et al.:Pharmacotherapy 13(6 Pt2):116S-128S, 1993 [ALE1504]
5)Kuntzman R. G., et al.: Clin. Pharmacol. Ther. 12(1):62-67, 1971 [ALE1505]
  • Q
  • 食事の影響は?

A.

<フェキソフェナジン塩酸塩>2)
日本人健康成人男子にFEX30/PSE60配合錠2錠(FEX60mg/PSE120mg)を空腹時及び食後に単回投与したとき、血漿中フェキソフェナジンtmax はそれぞれ約1.5時間及び3時間であり、食事によって延長する傾向が見られ、Cmax はそれぞれ350ng/mL 及び117ng/mL であり、食事によって低下する傾向が見られた。また、AUC0-72(平均)はそれぞれ2,080ng/mL 及び770ng/mL であり、Cmax と同様に食事によって低下する傾向を示した。一方、t1/2z(終末相における消失半減期)はそれぞれ約12時間及び16時間と延長傾向にはあったものの、その変動係数は共に50%程度と大きく、Cmax 及びAUC0-72ほどの差は見られなかった。

【用法・用量】
通常、成人及び12歳以上の小児には1回2錠(フェキソフェナジン塩酸塩として60mg 及び塩酸プソイドエフェドリンとして120mg)を1日2回、朝及び夕の空腹時に経口投与する。

※引用文献:
1)ディレグラ配合錠 IF:Ⅶ.薬物動態に関する項目
2)社内資料:【ALI11251試験】FEX/PSE 配合錠の第Ⅰ相臨床試験(食事の影響および安全性の検討)[ALE-25]

SAJP.DLE.17.12.2940