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添付文書情報

 


作成又は改訂年月

**2014年9月改訂(第5版)
*2013年1月改訂

日本標準商品分類番号

873961

薬効分類名

スルホニルウレア系経口血糖降下剤

承認等

販売名

アマリールOD錠0.5mg
780069_3961008F4070_1_06_fig01

販売名コード

3961008F6022

承認・許可番号

承認番号
22400AMX01001
商標名
Amaryl
780069_3961008F4070_1_06_fig04

薬価基準収載年月

*2012年12月

販売開始年月

*2013年1月

貯法・使用期限等

貯  法
室温保存
使用期限
外箱に表示

規制区分

劇薬
処方箋医薬品
注意-医師等の処方箋により使用すること

組成

有効成分(1錠中)
日局グリメピリド0.5mg
添加物
乳糖水和物、ポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム

性状

色・剤形
白色・裸錠(口腔内崩壊錠)
外形
780069_3961008F4070_1_06_fig05  780069_3961008F4070_1_06_fig06  780069_3961008F4070_1_06_fig07
直径
4.5mm
厚さ
2.0mm
重量
42.25mg
識別コード
NM l

販売名

アマリールOD錠1mg
780069_3961008F4070_1_06_fig02

販売名コード

3961008F4070

承認・許可番号

承認番号
22300AMX00799
商標名
Amaryl
780069_3961008F4070_1_06_fig04

薬価基準収載年月

2011年11月

販売開始年月

2011年12月

貯法・使用期限等

貯  法
室温保存
使用期限
外箱に表示

規制区分

劇薬
処方箋医薬品
注意-医師等の処方箋により使用すること

組成

有効成分(1錠中)
日局グリメピリド1mg
添加物
乳糖水和物、ポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、三二酸化鉄

性状

色・剤形
淡紅色・割線入り裸錠(口腔内崩壊錠)
外形
780069_3961008F4070_1_06_fig08 780069_3961008F4070_1_06_fig09 780069_3961008F4070_1_06_fig10
直径
6.5mm
厚さ
2.0mm
重量
84.5mg
識別コード
NMM

販売名

アマリールOD錠3mg
780069_3961008F4070_1_06_fig03

販売名コード

3961008F5077

承認・許可番号

承認番号
22300AMX00798
商標名
Amaryl
780069_3961008F4070_1_06_fig04

薬価基準収載年月

2011年11月

販売開始年月

2011年12月

貯法・使用期限等

貯  法
室温保存
使用期限
外箱に表示

規制区分

劇薬
処方箋医薬品
注意-医師等の処方箋により使用すること

組成

有効成分(1錠中)
日局グリメピリド3mg
添加物
乳糖水和物、ポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、黄色三二酸化鉄

性状

色・剤形
微黄白色・割線入り裸錠(口腔内崩壊錠)
外形
780069_3961008F4070_1_06_fig11 780069_3961008F4070_1_06_fig12 780069_3961008F4070_1_06_fig13
直径
8.5mm
厚さ
2.4mm
重量
169mg
識別コード
NMH

一般的名称

グリメピリド口腔内崩壊錠

警告

重篤かつ遷延性の低血糖症を起こすことがある。用法及び用量、使用上の注意に特に留意すること。

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
1.
重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、インスリン依存型糖尿病(若年型糖尿病、ブリットル型糖尿病等)の患者[インスリンの適用である。]
2.
重篤な肝又は腎機能障害のある患者[低血糖を起こすおそれがある。]
3.
重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリンの適用である。]
4.
下痢、嘔吐等の胃腸障害のある患者[低血糖を起こすおそれがある。]
5.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[「6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
6.
本剤の成分又はスルホンアミド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者

効能又は効果

効能又は効果/用法及び用量

2型糖尿病(ただし、食事療法・運動療法のみで十分な効果が得られない場合に限る。)

用法及び用量

通常、グリメピリドとして1日0.5〜1mgより開始し、1日1〜2回朝または朝夕、食前または食後に経口投与する。維持量は通常1日1〜4mgで、必要に応じて適宜増減する。なお、1日最高投与量は6mgまでとする。

用法及び用量に関連する使用上の注意

本剤は口腔内で崩壊するが、口腔粘膜からの吸収により効果発現を期待する製剤ではないため、唾液又は水で飲み込むこと。[「9.適用上の注意」の項参照]

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)
1.
次に掲げる低血糖を起こすおそれのある患者又は状態
(1)
肝又は腎機能障害
(2)
脳下垂体機能不全又は副腎機能不全
(3)
栄養不良状態、飢餓状態、不規則な食事摂取、食事摂取量の不足又は衰弱状態
(4)
激しい筋肉運動
(5)
過度のアルコール摂取者
(6)
高齢者[「5.高齢者への投与」の項参照]
(7)
3.相互作用」の(1)に示す血糖降下作用を増強する薬剤との併用
2.
小児[「2.重要な基本的注意」、「7.小児等への投与」の項参照]

重要な基本的注意

1.
糖尿病の診断が確立した患者に対してのみ適用を考慮すること。糖尿病以外にも耐糖能異常・尿糖陽性等、糖尿病類似の症状(腎性糖尿、甲状腺機能異常等)を有する疾患があることに留意すること。
2.
適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること。
3.
投与する場合には、少量より開始し、血糖、尿糖を定期的に検査し、薬剤の効果を確かめ、効果が不十分な場合には、速やかに他の治療法への切り替えを行うこと。
4.
投与の継続中に、投与の必要がなくなる場合や、減量する必要がある場合があり、また、患者の不養生、感染症の合併等により効果がなくなったり、不十分となる場合があるので、食事摂取量、体重の推移、血糖値、感染症の有無等に留意のうえ、常に投与継続の可否、投与量、薬剤の選択等に注意すること。
5.
重篤かつ遷延性の低血糖を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与するときには注意すること。また、低血糖に関する注意について、患者及びその家族に十分徹底させること。
6.
小児に投与する際には、低血糖症状及びその対処方法について保護者等にも十分説明すること。

相互作用

相互作用の概略

本剤は、主に肝代謝酵素CYP2C9により代謝される。

併用注意

(併用に注意すること)
1.
薬剤名等
インスリン製剤
ヒトインスリン等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
血中インスリン増大
2.
薬剤名等
ビグアナイド系薬剤
メトホルミン塩酸塩
ブホルミン塩酸塩
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
肝臓での糖新生抑制、腸管でのブドウ糖吸収抑制
3.
薬剤名等
チアゾリジン系薬剤
ピオグリタゾン
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
インスリン作用増強
4.
薬剤名等
α‐グルコシダーゼ阻害剤
アカルボース
ボグリボース等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
糖吸収抑制
5.
薬剤名等
DPP‐4阻害薬
シタグリプチンリン酸塩水和物等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
インスリン分泌促進、グルカゴン濃度低下
6.
薬剤名等
*GLP-1受容体作動薬
リラグルチド等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
インスリン分泌促進、グルカゴン分泌抑制
7.
薬剤名等
**SGLT2阻害剤
イプラグリフロジン L-プロリン
トホグリフロジン水和物等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
**尿中へのブドウ糖排泄促進
8.
薬剤名等
プロベネシド
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
腎排泄抑制
9.
薬剤名等
クマリン系薬剤
ワルファリンカリウム
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
肝代謝抑制
10.
薬剤名等
ピラゾロン系消炎剤
ケトフェニルブタゾン
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
血中蛋白との結合抑制、腎排泄抑制、肝代謝抑制
11.
薬剤名等
サリチル酸剤
アスピリン
サザピリン等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
血中蛋白との結合抑制、サリチル酸剤の血糖降下作用
12.
薬剤名等
プロピオン酸系消炎剤
ナプロキセン
ロキソプロフェンナトリウム水和物等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
血中蛋白との結合抑制[これらの消炎剤は蛋白結合率が高いので、血中にグリメピリドの遊離型が増加して血糖降下作用が増強するおそれがある。]
13.
薬剤名等
アリール酢酸系消炎剤
アンフェナクナトリウム水和物
ナブメトン等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
血中蛋白との結合抑制[これらの消炎剤は蛋白結合率が高いので、血中にグリメピリドの遊離型が増加して血糖降下作用が増強するおそれがある。]
14.
薬剤名等
オキシカム系消炎剤
テノキシカム
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
血中蛋白との結合抑制[これらの消炎剤は蛋白結合率が高いので、血中にグリメピリドの遊離型が増加して血糖降下作用が増強するおそれがある。]
15.
薬剤名等
β‐遮断剤
プロプラノロール
アテノロール
ピンドロール等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
糖新生抑制、アドレナリンによる低血糖からの回復抑制、低血糖に対する交感神経症状抑制
16.
薬剤名等
モノアミン酸化酵素阻害剤
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
インスリン分泌促進、糖新生抑制
17.
薬剤名等
クラリスロマイシン
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
機序不明
左記薬剤が他のスルホニルウレア系薬剤の血中濃度を上昇させたとの報告がある。
18.
薬剤名等
*サルファ剤
スルファメトキサゾール等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
血中蛋白との結合抑制、肝代謝抑制、腎排泄抑制
19.
薬剤名等
クロラムフェニコール
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
肝代謝抑制
20.
薬剤名等
テトラサイクリン系抗生物質
テトラサイクリン塩酸塩
ミノサイクリン塩酸塩等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
インスリン感受性促進
21.
薬剤名等
シプロフロキサシン
レボフロキサシン水和物
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
機序不明
22.
薬剤名等
フィブラート系薬剤
クロフィブラート
ベザフィブラート等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
血中蛋白との結合抑制、肝代謝抑制、腎排泄抑制
23.
薬剤名等
アゾール系抗真菌剤
ミコナゾール
フルコナゾール等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
肝代謝抑制(CYP2C9阻害)、血中蛋白との結合抑制
24.
薬剤名等
シベンゾリンコハク酸塩
ジソピラミド
ピルメノール塩酸塩水和物
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の増強による低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ‐遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
機序・危険因子
インスリン分泌促進が考えられている。
25.
薬剤名等
アドレナリン
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を減弱する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。
機序・危険因子
末梢でのブドウ糖の取り込み抑制、肝臓での糖新生促進
26.
薬剤名等
副腎皮質ホルモン
コルチゾン酢酸エステル
ヒドロコルチゾン等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を減弱する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。
機序・危険因子
肝臓での糖新生促進、末梢組織でのインスリン感受性低下
27.
薬剤名等
甲状腺ホルモン
レボチロキシンナトリウム水和物
乾燥甲状腺等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を減弱する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。
機序・危険因子
腸管でのブドウ糖吸収亢進、グルカゴンの分泌促進、カテコールアミンの作用増強、肝臓での糖新生促進
28.
薬剤名等
卵胞ホルモン
エストラジオール安息香酸エステル
エストリオール等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を減弱する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
コルチゾール分泌変化、組織での糖利用変化、成長ホルモンの過剰産生、肝機能の変化等が考えられる。
29.
薬剤名等
利尿剤
トリクロルメチアジド
フロセミド等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を減弱する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。
機序・危険因子
インスリン分泌の抑制、末梢でのインスリン感受性の低下
30.
薬剤名等
ピラジナミド
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を減弱する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
血糖値のコントロールが難しいとの報告がある。
31.
薬剤名等
イソニアジド
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を減弱する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。
機序・危険因子
糖質代謝の障害による血糖値上昇及び耐糖能異常
32.
薬剤名等
リファンピシン
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を減弱する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。
機序・危険因子
肝代謝促進(CYP誘導)
33.
薬剤名等
ニコチン酸
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を減弱する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。
機序・危険因子
肝臓でのブドウ糖の同化抑制
34.
薬剤名等
フェノチアジン系薬剤
クロルプロマジン
フルフェナジン等
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を減弱する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。
機序・危険因子
インスリン遊離抑制、副腎からのアドレナリン遊離
35.
薬剤名等
フェニトイン
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を減弱する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。
機序・危険因子
インスリンの分泌阻害
36.
薬剤名等
ブセレリン酢酸塩
臨床症状・措置方法
血糖降下作用を減弱する薬剤
臨床症状:血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。
措置方法:併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
ブセレリン酢酸塩投与により、耐糖能が悪化したという報告がある。

副作用

副作用等発現状況の概要

総症例955例中、158例(16.54%)に271件の副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。低血糖症は39例(4.08%)に認められ、その他の副作用として主なものはγ‐GTP上昇17例(1.78%)、LDH上昇17例(1.78%)、ALT(GPT)上昇17例(1.78%)、AST(GOT)上昇11例(1.15%)、Al‐P上昇10例(1.05%)、嘔気9例(0.94%)、BUN上昇8例(0.84%)、血清カリウム上昇7例(0.73%)、下痢7例(0.73%)、白血球減少6例(0.63%)、胃不快感6例(0.63%)等であった。(普通錠承認時)
小児(9〜16歳)では、国内臨床試験において、総症例35例中、4例(11.4%)に副作用が認められ、主なものは低血糖症3例(8.6%)であった。(普通錠用法及び用量の変更承認時)
使用成績調査において、総症例3,409例中、146例(4.28%)に174件の副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。低血糖症は49例(1.44%)に認められ、その他の副作用として主なものは肝機能障害21例(0.62%)、めまい5例(0.15%)、嘔気5例(0.15%)、γ‐GTP上昇5例(0.15%)等であった。(普通錠再審査終了時)

重大な副作用

1.低血糖
低血糖(初期症状:脱力感、高度の空腹感、発汗等)があらわれることがある。なお、徐々に進行する低血糖では、精神障害、意識障害等が主である場合があるので注意すること。
また、グリメピリドの投与により低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α‐グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース等)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
また、低血糖は投与中止後、臨床的にいったん回復したと思われる場合でも数日間は再発することがある。
2.*汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少
汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
3.肝機能障害、黄疸
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al‐Pの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

重大な副作用(類薬)

再生不良性貧血
再生不良性貧血があらわれることが他のスルホニルウレア系薬剤で報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

1.血液
0.1〜5%未満
白血球減少、貧血
2.肝臓
0.1〜5%未満
AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al‐P上昇、LDH上昇、γ‐GTP上昇
3.腎臓
0.1〜5%未満
BUN上昇
4.消化器
0.1%未満
便秘、腹部膨満感、腹痛
5.消化器
0.1〜5%未満
嘔気、嘔吐、心窩部痛、下痢
6.過敏症
頻度不明
光線過敏症
7.過敏症
0.1%未満
そう痒感等
8.過敏症
0.1〜5%未満
発疹
9.精神神経系
0.1%未満
頭痛
10.精神神経系
0.1〜5%未満
めまい
11.その他
頻度不明
味覚異常
12.その他
0.1%未満
CK(CPK)上昇、浮腫、脱毛、一過性視力障害
13.その他
0.1〜5%未満
血清カリウム上昇・ナトリウム低下等の電解質異常、けん怠感

その他の副作用の注意

発現頻度は普通錠承認時までの臨床試験及び使用成績調査の結果を合わせて算出した。

高齢者への投与

高齢者では、生理機能が低下していることが多く、低血糖があらわれやすいので、少量から投与を開始し定期的に検査を行うなど慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

1.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。[スルホニルウレア系薬剤は胎盤を通過することが報告されており、新生児の低血糖、巨大児が認められている。また、グリメピリドの動物実験(ラット、ウサギ)で催奇形性作用が報告されている。]
2.
授乳中の婦人には投与しないことが望ましい。[他のスルホニルウレア系薬剤で母乳へ移行することが報告されている。]

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は9歳未満の小児に対する安全性は確立していない。(使用経験がない)[小児については「2.重要な基本的注意」の項、【薬物動態】の項及び【臨床成績】の項参照]

過量投与

徴候、症状
低血糖が起こることがある[「4.副作用」の低血糖の項参照]
処 置
(1)飲食が可能な場合
ブドウ糖(5〜15g)又は10〜30gの砂糖の入った吸収の良いジュース、キャンディなどを摂取させる。
(2)意識障害がある場合
ブドウ糖液(50%20mL)を静注し、必要に応じて5%ブドウ糖液点滴により血糖値の維持を図る。
(3)その他
血糖上昇ホルモンとしてのグルカゴン投与もよい。

適用上の注意

1.薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
2.服用時
本剤は舌の上にのせ唾液を浸潤させ、唾液のみで服用可能である。また、水で服用することもできる。

その他の注意

1.
スルホニルウレア系薬剤(トルブタミド1日1.5g)を長期間継続使用した場合、食事療法単独の場合と比較して心臓・血管系障害による死亡率が有意に高かったとの報告がある。
2.
インスリン又は経口血糖降下剤の投与中にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与することにより、低血糖が起こりやすいとの報告がある。
3.
イヌを用いた慢性毒性試験において、最高用量の320mg/kg投与群の雌雄各1例に白内障を認めた。ウシの水晶体を用いたin vitro試験とラットを用いた検討結果では、白内障を発症させる作用や発症増強作用の可能性は認められなかった。

薬物動態

1.血中濃度
(1)
日本人健康成人男子42例にアマリールOD錠1mg(水なし又は水あり)、またはアマリール1mg錠を絶食下で単回経口投与したときのグリメピリドの血漿中濃度推移、及び薬物動態パラメータを示す。
薬物動態パラメータ(AUC0‐24、Cmax)について90%両側信頼区間法にて統計解析を行った結果、アマリールOD錠1mgとアマリール1mg錠の生物学的同等性が確認された。

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(2)
インスリン非依存型糖尿病患者9例にグリメピリド0.5mgもしくは1mgを1日1回7日間朝食前に連続投与したとき、初回及び最終回投与時のグリメピリドの薬物動態学的パラメータに差は認められなかった1)
(3)2型糖尿病患者(小児及び成人)における薬物動態
国内の小児2型糖尿病患者及び成人2型糖尿病患者[解析対象集団136例(小児31例及び成人105例)、血清中濃度517点]を対象に、0.5〜6mg/日の用量で、一定用量のグリメピリドを2週間以上投与した任意の時点で母集団薬物動態解析を行った。
その結果、グリメピリドの消失プロファイルは1‐コンパートメントモデルによくフィットした。共変量の検討を行った結果、最終モデルに反映される影響因子はなかった。最終モデルから得られた母集団のパラメータはCL/Fが1.56L/h、Vss/Fが6.84Lであった。母集団モデルを用いて推定したパラメータを以下に示す。小児及び成人患者の推定パラメータは同様の値であった。
2.吸収・代謝・排泄
健康成人男子6例にグリメピリド1mgを朝食直前に単回経口投与したとき、血清中にはグリメピリド及び代謝物が、尿中には代謝物のみが検出された。この代謝物は、シクロヘキシル環のメチル基の水酸化体及びカルボン酸体で、投与後24時間までに投与量の44.9%が尿中に排泄された2)
(外国人データ)
外国人12例にグリメピリド1mgをクロスオーバー法にて単回経口投与及び静脈内投与した時、それぞれのAUCの比から得られたバイオアベイラビリティーはほぼ100%であり、消化管からの吸収は良好であると考えられた3)
外国人3例に14C‐グリメピリドを単回経口投与した時、投与後168時間までに尿及び糞中にそれぞれ投与量の57.5%及び35.0%が排泄された4)
3.代謝酵素
グリメピリドは、主に肝代謝酵素CYP2C9の関与により、シクロヘキシル環メチル基の水酸化を受ける5)
(参考)6)
ラット肝細胞分画を用いて代謝酵素を検討した結果、グリメピリドは主にCYP2Cサブファミリーの関与によりシクロヘキシル環メチル基の水酸化を受け、引き続いてサイトゾールの酵素によってカルボン酸体に変換されることが示唆された。

薬物動態の表

健康成人男子でのグリメピリドの薬物動態パラメータ
  例数 Cmax※1
(ng/mL)
AUC0‐24※1
(ng・hr/mL)
tmax※2
(時間)
t1/2z※1
(時間)
アマリールOD錠
1mg(水なし)
41 87.4±19.7 448±121 3.00 5.75±2.25
アマリールOD錠
1mg(水あり)
41 79.2±15.8 438±105 2.50 6.60±3.11
アマリール1mg錠 42 86.7±17.2 450±121 2.75 6.03±2.11
※1:平均値±標準偏差、※2:中央値
母集団モデルを用いて推定した薬物動態パラメータ
2型糖尿病患者 CL/F(L/h)
(平均±SD)
VSS/F(L)
(平均±SD)
t1/2(h)
(平均±SD)
小児(9〜16歳) 1.79±0.77 6.84±0.09 3.15±1.38
成人(17歳以上) 1.64±0.59 6.83±0.11 3.30±1.60
CL/F:見かけのクリアランス、Vss/F:見かけの分布容積

臨床成績

1.成人
食事療法のみにて治療中で、HbA1c(JDS値)が7.0%以上のNIDDM患者(±0.5%以内の変動で安定)を対象に、グリメピリド1〜4mg/日を12週間経口投与したプラセボ対照二重盲検比較試験において、改善率(HbA1c(JDS値)が1.0%以上低下した症例)は67.6%(25/37)であった。また、HbA1c(JDS値)はグリメピリド投与群で8.26%から6.94%に低下し、プラセボ投与群で8.24%から8.40%に上昇した7)
グリベンクラミド7.5mg/日以上の投与を受けているにもかかわらず、HbA1c(JDS値)が8.0%以上のNIDDM患者(±0.5%以内の変動で安定)を対象に、グリメピリド4〜6mg/日を28週間経口投与した二重盲検比較試験において、改善率(HbA1c(JDS値)が1.0%以上低下した症例)は7.6%(12/143)であった。また、HbA1c(JDS値)は9.66%から9.93%と0.27%上昇した8)
2.小児
食事療法・運動療法にて治療中の小児2型糖尿病患者(9〜16歳)を対象に、グリメピリド0.5〜6mg/日を非盲検漸増法にて12〜28週間経口投与した無対照試験において、投与開始時から最終観察時のHbA1c(JDS値)は、試験前未治療の小児患者(10例)では8.24%から7.61%へ、試験前にグリメピリド2mg/日以下で治療していた小児患者(25例)では8.27%から7.94%へ低下の傾向が認められた。なお、服薬不良又は維持用量の投与期間不足の症例が5例(未治療3例、既治療2例)含まれていた。投与終了時の維持用量は0.5mg/日4例、1mg/日13例、2mg/日6例、4mg/日6例、6mg/日6例であった(ITT population)。

薬効薬理

〈薬理作用〉
(1)血糖降下作用及びインスリン分泌作用
健康成人男子9例にグリメピリド1mgを朝食直前に単回投与した時、プラセボ投与時と比べ、朝食後の血中グルコース濃度はグリメピリド投与時において有意に低下した。この時の血清中インスリン濃度のCmaxは、プラセボ投与時と比べグリメピリド投与時では有意差は認められなかったが、朝食後4時間までのAUCはプラセボ投与時と比べ有意に増加した9)
ウサギ、ラット、イヌを用いた経口投与試験において、グリメピリドの血糖降下作用は投与1時間後から認められた。グリベンクラミドとの比較では同等もしくはそれ以上の血糖降下作用を示した10)
ラットβ細胞腫を用いたin vitro試験で、β細胞上のSU剤レセプターに対してグリメピリドはグリベンクラミドに比して1/5の結合親和性を示した11)
(2)インスリン作用の増強
人工膵島を用いたイヌ正常血糖インスリンクランプ試験で、グリメピリドの投与により末梢組織での糖取り込み促進と、肝糖処理能の増加を認めた12,13)。また、グリメピリドはインスリン抵抗性KK‐Ayマウスへの長期経口投与により、高血糖及び高インスリン血症を改善した14)
筋肉・脂肪細胞を用いたin vitro試験において、糖輸送担体の活性化や糖輸送の増加等の機序による膵外作用の関与が報告されている15)
〈作用機序〉
グリメピリドは主に膵β細胞の刺激による内因性インスリン分泌の促進(膵作用)により、血糖降下作用を発現するものと考えられる。また、in vitro試験において糖輸送担体の活性化等の関与が示されている。

有効成分に関する理化学的知見

一般名
グリメピリド(Glimepiride)
化学名
1‐(4‐{2‐[(3‐Ethyl‐4‐methyl‐2‐oxo‐3‐pyrroline‐1‐carbonyl)amino]ethyl}phenylsulfonyl)‐3‐(trans‐4‐methylcyclohexyl)urea
分子式
C24H34N4O5S
分子量
490.62
構造式
780069_3961008F4070_1_06_fig15
性 状
本品は白色の結晶性の粉末である。
本品はジクロロメタンに溶けにくく、メタノール又はエタノール(99.5)に極めて溶けにくく、水にほとんど溶けない。

包装

アマリールOD錠0.5mg:100錠[10錠(PTP)×10]
アマリールOD錠1mg:100錠[10錠(PTP)×10]
アマリールOD錠3mg:100錠[10錠(PTP)×10]

主要文献及び文献請求先

主要文献

1)
加来浩平 他:臨床医薬, 9(4) , 795, 1993[AM_0005]
2)
中島光好 他:臨床医薬, 9(3) , 503, 1993[AM_0003]
3)
Badian, M., et al.:Drug Metabol. Drug Interact., 11, 331, 1994[AM_0020]
4)
Eckert, H.G., et al.:基礎と臨床, 27(5), 1493, 1993[AM_0021]
5)
Niemi, M., et al.:Clin. Pharmacol. Ther., 72, 326, 2002[AM_0842]
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Yamazaki, H., et al.:Arzneim. ‐Forsch./Drug Res., 43, 1317, 1993[AM_0022]
7)
豊田隆謙 他:臨床医薬, 13(17), 4457, 1997[AM_0001]
8)
兼子俊男 他:臨床医薬, 13(17), 4479, 1997[AM_0002]
9)
中島光好 他:臨床医薬, 9(3), 535, 1993[AM_0011]
10)
Geisen, K.: Arzneim.‐Forsch./Drug Res., 38, 1120, 1988[AM_0012]
11)
社内資料:ラットβ細胞腫を用いたSU剤レセプターへの結合親和性[AM‐29]
12)
久保田昌詞 他:糖尿病, 38(6), 447, 1995[AM_0017]
13)
久保田昌詞 他:糖尿病, 35 Suppl. 1, 204, 1992[AM_0016]
14)
Muller, G., et al.: Diabetes Res. Clin. Pract., 28 Suppl., S115, 1995[AM_0018]
15)
Muller, G., et al.: Diabetes, 42, 1852, 1993[AM_0015]

文献請求先

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