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狭間研至の薬剤師への伝言

医師であり薬局経営者である狭間研至先生が、薬剤師の専門性や強みをさらに活かすためのヒントなど、薬剤師にぜひ伝えたいことをお届けします。

「対人業務」に軸足をシフトさせるには「非薬剤師業務」を考え直すことが大切です

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保険薬局には、「薬局事務」や「アシスタント」などの名称で呼ばれる薬剤師以外のスタッフが在籍しており、欠かせない存在となっているかと思います。今回は、薬剤師と非薬剤師の業務について、考えてみたいと思います。

更新日:2017/06/01

薬剤師の専門性はどこにある!?発揮するための3つの観点

薬剤師の専門性はどこにあるのか――。薬剤師はくすりの専門家であるということに異論の余地はなくても、いざこう問われたときに、説明に困ってしまう薬剤師は少なくないでしょう。この問いに答えるための3つの観点を紹介しましょう。

更新日:2017/02/06

「対物から対人」がもたらす変化

処方せんを発行する医療機関の近くに薬局を構えて調剤業務を淡々とこなす——こうした薬局のあり方が限界に達しつつある昨今、2015年10月に厚生労働省が示した「患者のための薬局ビジョン」は、混沌に差し込む一条の光のように思えます。今回は、ビジョンに示された「対物から対人へ」をキーワードとして、薬剤師と薬局の今後を考えてみましょう。

更新日:2016/10/31

そもそも「かかりつけ」とはどういうことか

かかりつけ――。このひらがな5文字が、薬剤師や薬局の間で急に注目を集めるきっかけは、2015年10月に厚生労働省から発表された「患者のための薬局ビジョン」だったように思います。さらに、2016年4月の調剤報酬改定では、初めて「かかりつけ薬剤師」なるものが明確に定義され、この方向に業界全体が進んでいきそうな雰囲気が強く感じられるようになってきたのではないでしょうか。
その一方で「今ひとつよくわからない」という声も少なくありません。今回は、これからの薬剤師にとって欠かせない(!?)「かかりつけ」について、一緒に考えてみたいと思います。

更新日:2016/07/01

2016年度調剤報酬改定を乗り切るための原動力となる問いかけがあります。

1974(昭和49)年に、医薬分業が実質的に始まって以来、薬剤師の基本的な仕事は「医師の処方せんに基づいて、その内容に疑問点があれば疑義照会して解消した後に、正確・迅速に調剤し、わかりやすい服薬指導とともにお薬を患者さんにお渡しすること」と認識されてきました。
政策誘導もあり、ある意味単純なこのサイクルに、これまでは比較的手厚い調剤報酬上の評価がされてきました。それが、分業開始から30年を経過したころから始まった世の中の変化によって、これまで通りとはいかなくなってきています。

更新日:2016/04/01

薬剤師はこのピンチをチャンスにできると確信しています。

先日、行政の方や経営者、現場の薬剤師と一緒にシンポジストとして話をさせていただきましたが、そのイベントの題名には「薬剤師クライシス」という言葉が入っていました。「クライシス:Crisis」は直訳すると「危機」です。
確かに、昨今の状況は、薬局薬剤師にとって危機的なものかもしれません。また、「分業元年」といわれた1974年以降、比較的安定した状況下で活動してきた薬剤師にとっては、危機的でありピンチともいえるのでしょう。

更新日:2016/01/06

「覚悟」の軸足をシフトさせることが求められています。

ここ数年、薬剤師向けの講演会に呼んでいただくと、折に触れ「覚悟が必要だ」という話をしてきました。医薬品の適正使用を担保し医療安全を確保することで、患者さんが受ける薬物治療の質を向上させるためにも、薬が体内に入った後のことに詳しいという薬剤師の専門性を活かすためにも、薬を渡すところで終わらせず、その後も見ていく必要があるという文脈の中で、「覚悟」という言葉を使ってきました。

更新日:2015/10/01

悩んだときは「そもそも論」に立ち返りましょう。

このところ、薬局や薬剤師の周りは何かと騒がしくなっています。6年制への移行に伴う「空白の2年間」がありましたが、この1~2年は、6年制薬学教育で当初予想されたほど薬剤師が誕生していないということもニュースになっています。病院での病棟業務が拡大したこともあってか、需給バランスの乱れに拍車がかかり、薬局や病院では採用難の状況が生まれています。

更新日:2015/07/01

ジレンマから抜け出す鍵は「いつ薬学的専門性を発揮するか」にあります。

ここ数年、薬剤師に向けての講演や執筆活動を自分でも驚くほど多くさせていただくようになりました。今から5、6年前に、このような活動を始めたころ、聴衆や読者の薬剤師からいただく声は、薬剤師や薬局が持つ悩みやジレンマがほとんどでした。

更新日:2015/04/01

「cAMP」をキーワードに症状変化の謎を解けるのが薬剤師です。

最近、薬局の社内勉強会の講師として、お声掛けいただくことが増えてきました。私自身も薬局を経営していますので、同業の社長を講師に呼ぶことは、通常はあまりないことかと思いますが、そこは、あまり深く考えずに(!?)出掛けていきます。そして、行った限りは一期一会。あえて(A)空気を(K)を読まず(Y)に、自分の思いの丈を語ることにしています。

更新日:2015/02/02

狭間研至について
ファルメディコ株式会社代表取締役社長。昭和44年大阪府生まれ。平成7年大阪大学医学部卒業後、大阪大学医学部附属病院、大阪府立病院(現 大阪府立急性期・総合医療センター)、宝塚市立病院で外科・呼吸器外科診療に従事。平成12年大阪大学大学院医学系研究科臓器制御外科にて異種移植をテーマとした研究および臨床業務に携わる。平成16年同修了後、現職。現在は、在宅医療の現場等で医師として診療を行うとともに、一般社団法人 薬剤師あゆみの会・一般社団法人 日本在宅薬学会の理事長として薬剤師生涯教育に、近畿大学薬学部・兵庫医療大学薬学部の非常勤講師として薬学教育にも携わっている。
 
最終更新日:2017/06/01